素直に好きと言えなくて


「音宮くんが私の隣って言ったら
誰かが移動しなきゃじゃん!」


「そこの立っている男の子でいいよ。」


隼人が龍を見て言う。


それは困るっ。
今この席幸せなのにっ


「ふざけるな。
元々指定された席でいいだろう。」


よく言った!


「僕は刹那ちゃんの隣がいいな」


「・・・」


隼人の往生際の悪さに
流石の龍も切れてきた。

「先生、ダメですか?」

「本人の許可が降りないとなぁ;;」


「だってさ?」


「知らん。」


二人の間に火花が散る。


あれ、私茅の外?
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