モノクロの音色よ鮮やかに響け
5、お寿司を食べる
「食事にしましょう。お茶、入れて来ます」
私は気持ちを切り替えて、見えてない川畑に自然と微笑みかけた。
「ん…」
川畑は頷くと、キッチンに向かった私の後ろから、意外にも付いて来た。
整理されたキッチンで、ティーセットは出ていたのですぐにわかった。
白い陶器に花柄の、大きめのティーポット。
その横に、緑茶の缶。
この洋風のティーポットで緑茶も煎れるのだろうか。
「そこのポットを使ってくれ。缶にティーパックが入っている」
「あ、はい」
私の疑問を読み取ったように川畑が言った。
この洋館に洋風ポットは似合ってる。
緑茶も、中身は同じでも横文字でグリーンティとでも言った方が似合うな、と思って一人で笑った。
「ティーパックが少なくなったら、お茶っ葉を買ってパックに分けてくれ。いつも買ってる店がある」
私は気持ちを切り替えて、見えてない川畑に自然と微笑みかけた。
「ん…」
川畑は頷くと、キッチンに向かった私の後ろから、意外にも付いて来た。
整理されたキッチンで、ティーセットは出ていたのですぐにわかった。
白い陶器に花柄の、大きめのティーポット。
その横に、緑茶の缶。
この洋風のティーポットで緑茶も煎れるのだろうか。
「そこのポットを使ってくれ。缶にティーパックが入っている」
「あ、はい」
私の疑問を読み取ったように川畑が言った。
この洋館に洋風ポットは似合ってる。
緑茶も、中身は同じでも横文字でグリーンティとでも言った方が似合うな、と思って一人で笑った。
「ティーパックが少なくなったら、お茶っ葉を買ってパックに分けてくれ。いつも買ってる店がある」