モノクロの音色よ鮮やかに響け
う~ん、これは喜んでいいのだろうか。
良い意味だと思いたい。

でも少なくとも明るいイメージではあるようなので、私は秘かに嬉しくて、その日は顔がニヤケっ放しだった。

失礼かもしれないけど、この時ばかりは川畑が目が見えなくて良かったと思った。
だって、こんな顔見られたら、きっと私の気持ちなんてすぐに知られてしまう。
それどころか、一人で思い出し笑いしてたら、不審がられるかも…!?

そんな事を考えながら仕事をするのが楽しくて、私は川畑に…川畑邸での仕事に熱が入り、夢中になって行った。
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