モノクロの音色よ鮮やかに響け
昼休みは、川畑との貴重な時間だ。

川畑は昼休みは外に居てもいいと言っていたが、私はいつもリビングで昼食にしていた。

最初にお寿司を頼んでから、何度かまた出前を頼んだ。
宅配ピザを頼んだ時は、大きな1枚を川畑と分けて食べて、それでも余って知也のお土産になった。

川畑は口数が多くはないけれど、聞いた事には答えてくれた。
流れてる音楽の話題や、仕事しながら感じた事を話したり、必要な買い物を提案したり…

時々語る独自の理論展開は興味深かったし、
時々見せる笑顔にドキドキと胸が高鳴った。
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