モノクロの音色よ鮮やかに響け
「川畑さんからの電話では、そんな様子なかったけど…何かあったの?」
「本当ですか!?電話があったって…いつですか?」
私の勢いに大滝さんは目をパチクリさせながらも、のんびり口調をくずさず言った。
「え~っと、初日だったかしら?残業を30分つけておいてくれって言われたの。
それから…先週?
そうそう、言おうと思ってたの。
あなた、川畑さんの散歩の付き添いを始めたでしょう?
身体介護の部類になるから、いつもの家事とは介護保険の計算が変わって来るの。
ヘルパー講習で習ったでしょう?
川畑さんから連絡あったから良かったけど
ちゃんと報告してちょうだいね」
大滝さんの言葉から、川畑の電話が事務的なものだった事が窺えた。
私は、私が出来る事を探すのに夢中で、仕事だって事を忘れていた。
「あ…すみません。気を付けます」
現実的な話だけど、介護サービスの種類によって、料金だって変わって来るのだ。
「本当ですか!?電話があったって…いつですか?」
私の勢いに大滝さんは目をパチクリさせながらも、のんびり口調をくずさず言った。
「え~っと、初日だったかしら?残業を30分つけておいてくれって言われたの。
それから…先週?
そうそう、言おうと思ってたの。
あなた、川畑さんの散歩の付き添いを始めたでしょう?
身体介護の部類になるから、いつもの家事とは介護保険の計算が変わって来るの。
ヘルパー講習で習ったでしょう?
川畑さんから連絡あったから良かったけど
ちゃんと報告してちょうだいね」
大滝さんの言葉から、川畑の電話が事務的なものだった事が窺えた。
私は、私が出来る事を探すのに夢中で、仕事だって事を忘れていた。
「あ…すみません。気を付けます」
現実的な話だけど、介護サービスの種類によって、料金だって変わって来るのだ。