マジか【BL】
「せめて下は穿けって、言ったよな?」
はいてない事を確かめるかのように天津は尋ねた。
それに頷く俺。
再び沈黙が流れる。
頼むからふんわりとさせてるタオルの事には触れないでほしい。
本気で、マジで。
いたたまれなくなるから。
そんな俺の心中も察さず、
天津はタオルに目を移した。
やめて、マジで頼むから。
精一杯浮かせるも、
中の方で手以外で浮くタオル。
これはあれだ。
3本目の足だから、マジで。
あるじゃん、怖い話で、
人形の足が3本な話。
あれみたいな感じなんだよ、実は俺。
マジで。
そう訴えると、額を叩かれた。
痛い。