モンスター学園 partⅠ
「今日は紹介したい子がいます。この子です」



校長先生は、あたしの背中を軽く押して前に出るように指示した。



みんなが、一斉にあたしに視線を向ける。




「っと、今日からこの学校に入学します。浅野美姫です。」




よろしくお願いしますと頭を下げると、




オレンジ色の髪をした男の子があたしを指さしてきた。



「お前、なんのモンスター??」


「……えっと、その………」


モンスターじゃないし…。


なんて言えばいいの??


「人間よ」



困っているあたしの代わりに校長が言ってくれた。




「え…人間…?」


「マジで…?」


「まさか…。冗談だろ」



そんな声がところどころ聞こえてくる。




「なんで、人間がここにいんだよ!!」






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