モンスター学園 partⅠ
突然一人の男の子が机をバンと叩いて立ち上がった。
その顔はあたしを軽蔑するような顏。
周りの人はその人を止めようとしている。
その時だった。
だれかが、あたしにむかって窓際に置いてあった花瓶を投げてきた。
昔から運動神経が無いから
とっさに避けられず足が動かない。
ヤバイあたるッッ…
覚悟を決めギュっとめを閉じると
花瓶が割れる音がした。
あ……れ…?
痛くない…
まわりを見渡すと花瓶はあたしからかなり離れた場所で粉々になっていた。
「おい、おまえ。わかんねーのかよ。」
声のした方へ目を向けると、
かなりイケメンなグレーの髪の男の子が立っていた。