モンスター学園 partⅠ


……シーン…。


ギュッと瞑った目を恐る恐る開くと


2人がキョトンとした目でこっちを見ていた。



「……ップ…ハハ…アハハハ!!」



え!?え!?なんで笑い始めたの!?



「美姫ちゃんって面白いね!天然って言われるでしょ!」




「………」


あたしは状況が呑み込めず呆然としていた。




「なんにも手ださないし!食われるとでもおもった?」



……その通りです。



「あたしたちは友達になりたくて来たのに。これはひどいでしょ!」




「え!?そうなの?…ごめん!なんか…ホントにごめん!」


あたしは必死で頭をさげた。




なんて勘違いを!あたしバカ!




「別に怒ってないよ!ほーら!頭上げて!」





あたしはグイッと2人に頭をあげられた。





「自己紹介まだだよね?あたしは、レナだよ!で、こっちの子がサナ!」



なるほど。



黒髪の子がレナちゃんで


ショートの子がサナちゃんね。




「美姫ちゃんだよね?

美姫って呼んでいい?

うちらの事も呼び捨てで呼んで!」




「うん…!」



レナとサナはすごく元気系ですぐに心を開けた。



二人はキツネの妖怪らしい、


なんか、会った時からキツネっぽいなと思ってたんだ!



あたし、モンスターを見分ける才能あったりして!!





入学初日


あたしは、なんとか友達もできて


楽しく過ごせそうな気がした。











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