モンスター学園 partⅠ




ついつい面白くてたくさん遊んでしまった。



気付いたらもう日が沈みかけていた。




そろそろ帰らなきゃ


そんな事を思いながら立ちあがろうとしたら…



「ねぇ、君って神姫?」


……どこからか男の子の声がした。




「…?だれ?」






振り向くと、真後ろに茶髪の男の子が立っていた。





…さっきまで誰もいなかったのに…




少し恐怖を感じたので後ずさりすると男の子が笑った。





笑ったといっても、すごく怖い笑顔…





「やっぱり、神姫の匂いがする。」




「ヤッ!」


あたしの髪に顔をうずめてクンクンと嗅ぎ出した。







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