愛する彼のピアス。
若い男の声だった・・・、顔を見ようとしたら耳にピアスをしているのがチラッと
見えた、そのピアスが由果には、神様からのプレゼントに思えた顔も端正な作りだ。

「さあ、落ち着いてこのコーヒーでも飲むんだ、いいな」


高圧的な物言いに腹が立ったが・・・由果はグイっと一口飲んだ。

「僕さ名前は、高橋旬、ここは僕の癒しの場所さ、時々来てるんだ、今もコーヒー飲みながら
座ってたら、いきなり女の子が来て飛び降りようとしたからさびっくりしたよ。」

「生きてたら良い事は、きっと来るさ君の下にね」

「俺ってキザだな・・・」と言い彼は笑った。

その笑顔は、可愛いと思った、でもこの男とあんな事する事になるなど思いもしなかった。
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