恋の短編集
翌日さゆみが本屋にいると後ろから、

肩を叩かれた振り返ると中年男が立っていた。

「一回一万でどう?」

「おじさん、10万円ならいいけど、私は売春婦に見えるの?」

「すげー高いね、なら、いいよ」と言うとその中年男は

ふてくされた顔をして帰って行った。

「ムカつく」私はこう見えてもミッション系の有名女子大に通ってるというのに

安っぽい女に見えるのかな・・・

私はそう言う職業の人には別に差別意識は持っていないよ、自由なので。
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