恋の短編集
転校前にお互いのアドレスを交換してたので、

私が長崎に来てからも年賀状も手紙もかかさずにね文通をしていた。

卒業式近くに彼から、私の家に京都の中学の卒業文集が届いた。
まさか彼が送ってくれるとは夢にも

思わなかったので凄く嬉しかった。

私は何回か彼に電話をかけた、

勿論彼の声を聞きたかったからだ。

長い時で2時間も喋ってた時もあった。

高校に通い出して、2年の時に就学旅行が京都、奈良に行くことに決まった。

うまくいけば自由時間使えば彼に会える京都のホテルに着いてさっそく彼に電話した。

「こっちに来て電話かけられる相手いていいと思うやろ?」喜多君は聞いた。

「うん、ちょっと前まで住んでたからな~」と私は返事した。

「良かったな」

「ウン良かった」

「所で会いたいな、ちょっと来れる?」

「何処に泊まってんねん?」

「京都ホテルの前のホテルや」

「うーん、来れるで、中学時代のクラスメイト連れて来るわ二人」

「ウン分かった、有難う」

「所で三浦さんの声は色っぽいな」

「そんな事ないよ」時間はあっという間に立ち

ロビーで2時間ほど話してしまった。


初めて声を誉められたそれも好きな人に、凄く嬉しかった。
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