恋の短編集
5再び会った

それからも2年ぐらい文通などしてた・・・。

年賀状も手紙もかかさずに

でも会いたさは凄く募った。

高校を卒業して就職まで

彼に会いたくて長崎を出たくてたまらず、京都で舞妓さんに

なろうと思った。

前から憧れていたからだ。

父に話したら父いわく

「舞妓というのは芸者にいずれなる、水揚げも待っているから、絶対駄目だ」と
猛反対された。

父に内緒で京都に片道文だけ運賃を持って家出した。

私は働く所が決まったら家族に連絡するつもりだった。

友達の家に居候の居候してたその日の夜、直ぐに母から電話があり父がもの凄く

怒ってるとの事で


帰りの運賃を直ぐ送るから長崎に帰る様にと言われ、私が拒否しても父は京都ま

で必ず


迎えに来ると思ったのでひとまず帰ろうと思った。
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