恋の短編集
角さんは3階で降りなくてはいけないのに

5階まで来てしまっていた。

おばさんはさっそくからかっていたけど。

私も話しかけたかったけど恥ずかしくて出来ず無理でした。

顔をじーっと見つめるだけだった・・・。

角田さんは、ばつが悪そうに

下を向いたままだった。

「ごめんね、角君」。


又心の中で言う自分だ。
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