あたしだけの王子様[完]

なんなんだ

「ねぇねぇねぇねぇ聞いて聞いて!昨日恋乙女学園で秋くんに告白されちゃった♡」




「あんた現実をみなさい。いつまで乙ゲーやってんのよ。」




「秋くんったらすっごくてれててかっこよかったしかわいかったんだよー。やっぱり優しい王子が1番いい!」





これはこれは紹介おくれました。
今秋くんに告白されちゃいましたわたくし椎名いよ、高校二年生です。
今乙ゲーにはまってます☆彡もう秋君最高ー!
そしてそしてわたしに現実をみろといったのが親友の上崎那津ちゃんです。




「おい、椎名、数学の教科書忘れたからとなりのくらすからかりてこい。」



そしていつもなんかいろいろパシッてくるこいつは学園1かっこいい(でも性格はドSで最悪)な萩原戒。すごく人気があって毎日告白されている。こんなやつのどこがいいんやら。




「そんくらい自分でかりてきなよ」




よし、いってやったぞわたし。



「へぇそんなこというんだぁ。じゃあおまえのこの前の数学の点数大声でいっちゃおっかなぁ」



忘れた!わたしはこいつにこのまえのさんざんだった点数みられたんだった。
なぜかこいつはいつもわたしの悲惨な数学の点数を知っている。それでいつも脅されている。



「はいはいわかりましたよ」



で、いつも負ける。
ドンマイ自分。







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