桃色彼氏と帰り道
「……あ、、うん?」
あまりにも急に
降ってきた回りくどい甘い言葉に
変な返事をしてしまった。
「まぁーだから電車乗るときは
気ぃつけろよ。」
「うん」
「お前ボーッとしてっからな」
「……。」
なんだか、
会いたくなってしまった。
「むっ迎えに来てほしいなー……」
ついつい言ってしまった。
だって…
今日の悠夜はちょっといつもより
甘甘な感じだし?
たまには甘えてみたいし?
ほんとに帰るのさえしんどいくらい
疲れてるし?
ほんとにほんとに会いたいし?
などなど、
色んな言い訳を考えていると、
悠夜がざっくりばっさり言った。
「は?なんで?」