モデルのあたしとセンセイ。


あたしの両親が亡くなったのは7年前。


あたしの誕生日の2日前だった。

当時小学校4年生だったあたしは一人っ子だったこともあって、両親からはとても過保護に育てられた。


お父さんの仕事は大手会社の社長だったから他の家よりもお金持ちだったあたしの家は、あたしの誕生日のたびに大きなパーティーを開いた。


ちょうどその日も両親はあたしが学校を行っていた間にあたしの誕生日プレゼントを買いに行っていた。


しかしその帰りに反対車線を走っていた大型トラックが両親の車に突っ込み、そのまま帰ってくることはなかった。







< 2 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop