モデルのあたしとセンセイ。
眠気が襲ってきていたあたしはなるべく早く帰ろうとマネジャーの方へ行こうとすると
「あっ、ちょっと待って!」
呼び止められ、なんだよー。と思いながらも渋々振り向くと
「ごめんね。いきなりで悪いんだけどアドレス教えてほしかったから…。撮影のこととかいろいろ聞きたいし。」
ケータイを持ちながら城山翔くんがそう言ってきたので
「そうですね。あたしも城山さんに撮影のこととか聞こうと思ってましたし」
ほんとは思っていなかったけど、一応そう言っとく。
「じゃあよろしく。……ていうか翔でいいから」
「あっ、ハイ。じゃあ翔くんで」