モデルのあたしとセンセイ。

バッと自分の顔をさわると眼鏡がない。


サーっと顔から血の気が引いていく。


「…あー、大丈夫だから!そんな格好してるってことは正体隠してんだろ?俺はほかの奴に言ったりしねーよ。」


黒沢先生はあたしの頭をクシャっと撫でると優しく微笑んだ。


「…それに。俺だけが知ってる加藤のヒミツってのもいいだろ?」









< 38 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop