ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
全体を包み込んで円を描く
ように揉まれて、吐息の
ような声がもれた。


「んん……っぁ、ん……」


キスが名前を変えて首筋
へと伝い、胸を刺激する
動きが強さを増す。

両足の間には拓巳の右足が
滑り込んできて、パンスト
越しに内股に触れるスーツの
生地の感触がくすぐったかった。


「美咲………」


「ふ………ぁ、……拓巳……」


何度となく、重ねてきた行為。

いつもと同じ香りと温もり。


拓巳と肌を重ねるのは、
あたしにとってはごく
当たり前の、自然なこと。


「好きだぜ、美咲」


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