ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「んんっ、ぅんっ、んふぅっ」


声をあげようにも、唇を
ふさがれていてかなわない。

あたしはくぐもった息を
漏らして体をくねらすのが
精一杯だった。



――キスをされ、触れられ、
感じてる。

今日初めて抱かれる、彼――
ただの後輩だったはずの、
柚木クンに。



「……ね、気持ちいい?」



ふいにキスを解いた柚木
クンが、あたしを覗き込んで
聞いてきた。


あたしは気恥ずかしくて、
思わず目をそらしてしまう。


だけどその途端、彼は
あたしの中に埋めた指を、
角度を変えてグイッと
攻め立てた。


「ひぁっ…ぁっ、ぁっんっ」


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