ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「った――何だよいきなり!?
顔に跡でも残ったらどうし――」
「知らないわよそんなのっ!!」
本当に、最低最悪の気分だ。
つまり、昨日あたしを
抱いたコイツは、彼女持ち。
しかも同居までしてて、
その人に嘘ついて、あたしと
一晩過ごしたってこと。
それじゃあ、彼が夕べした
ことは――拓巳がしてた
ことと、一緒じゃない。
「最っ低よ……!」
もう一度搾り出すように
叫んで、あたしはシーツを
体に巻きつけてベッドを
飛び出した――…。
☆☆☆☆☆
_
顔に跡でも残ったらどうし――」
「知らないわよそんなのっ!!」
本当に、最低最悪の気分だ。
つまり、昨日あたしを
抱いたコイツは、彼女持ち。
しかも同居までしてて、
その人に嘘ついて、あたしと
一晩過ごしたってこと。
それじゃあ、彼が夕べした
ことは――拓巳がしてた
ことと、一緒じゃない。
「最っ低よ……!」
もう一度搾り出すように
叫んで、あたしはシーツを
体に巻きつけてベッドを
飛び出した――…。
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