ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
話を聞く限り別に全然
あたしだけのせいでも
ないとわかって、少しだけ
安心する。


つまり元から浮気を疑われる
ような状況だったなら、
そんなのはやっぱり、柚木
クンの自業自得だ。


「知らないわよ。泣いて
謝って、許してもらえば」


あたしは冷たく言い放って、
柚木クンを振り切り前に
進もうとした。


ところが柚木クンも全く
引かず、素早く動いて
あたしの進路を封じると、


「そんなのはゴメンだよ。

だから言っただろ。美咲が
責任を取ればいいんだって」


「はっ!? だからそんなの
あたしの責任じゃ――…!」


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