ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「服や私物は週末にでも
取りに行くから、とりあえず
身の回りの物だけ貸してね」


当たり前のように言われて、
あたしはたまらず叫んでた。


「ちょっ……冗談でしょ!?

ホントにここに住む気!?」


仕事仲間と同居なんて
できるわけない。

しかもこんな男と。


「だからそうだってば。

オレ、けっこう役に立つよ?
料理もするし、綺麗好きだし」


「ふざけないでっ。

一緒に住むなんてできる
わけないじゃない!」


叩きつけるように言うと、
柚木クンはさも心外という
ように顔を曇らせて、


「なんで? セックスまで
した仲なのに」


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