ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「なっ………!」


なんて尊大な言い方。


あたしは思わず、躍起に
なってこう叫んでた。


「言っとくけど、あたしは
違うからねっ!」


そう――あたしは、今まで
柚木クンが生活を共にして
きたような女の人とは違う。


だってあたしは柚木クンの
彼女じゃないし、望んで
ここに住ませたいわけじゃ
ないんだから。


――もう何度も繰り返した
言葉だけど、あたしは
改めて口にした。


「ここに住ませるのは、
家を借りるお金が貯まる
までだけよ。

それに、食費はちゃんと
出してもらうから」


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