ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
それを元に我が社は新しい
サービスを展開し、より
集客に努め、成婚の折には
顧客にホワイトマリッジの
利用をあっ旋する。

顧客提供という形で、親に
恩返しするって感じだ。


「だからつまり、あくまで
協力というニュアンスだよ。

社名も人事も変わらないから、
うちの経営陣は今までどおりだ。

もちろん、社員である君らもな」


そこまで聞いて、ようやく
オフィスには安堵の空気が
戻った。


「それじゃ、要するに
サービスとか商品が一部
変わるっていう、それだけ
なんですね?」


奈々の確認にも、大竹課長は
『あぁ』と深く頷いた。


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