ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
ジッと閉じたドアを見つめてる
柚木クンに、あたしは背後
から思い切って声をかけた。
「――どうしたの?
どこか具合悪い?」
「え? なんですかいきなり」
「ん……だって、元気ない
じゃない。朝からずっと……」
他の人には多分わからない。
でもあたしは彼といる
時間が長くなったせいか、
何となくわかった。
朝にボーッとしてたのも
そうだけど――それ以降も、
今日の柚木クンはどこか
おかしい。
普段通りを装ってはいるけど、
なんて言うか、心ここに
あらずって言うか……
全部のことがおざなりで、
集中してない感じ。
_
柚木クンに、あたしは背後
から思い切って声をかけた。
「――どうしたの?
どこか具合悪い?」
「え? なんですかいきなり」
「ん……だって、元気ない
じゃない。朝からずっと……」
他の人には多分わからない。
でもあたしは彼といる
時間が長くなったせいか、
何となくわかった。
朝にボーッとしてたのも
そうだけど――それ以降も、
今日の柚木クンはどこか
おかしい。
普段通りを装ってはいるけど、
なんて言うか、心ここに
あらずって言うか……
全部のことがおざなりで、
集中してない感じ。
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