ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「そりゃ……そうでしょ、普通」


「足りなくない?」


「えっっ?」


セックスって何回しないと
いけないっていうルール
あったっけ?


足りるも足りないも、
それだけしか機会が
ないんだから――。


「好きな相手なのよ?

もっといっぱい抱かれたい
って思わないの?

体が寂しくなんないの?」


調子に乗って声が大きく
なってきた奈々を、慌てて
コツンとこつく。


「変な言い方しないで。

それじゃあたしがただの
エロ女じゃない」


「ったぁ。別にそんな
つもりないよ。

恋愛には必要不可欠な
ものでしょ」


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