ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「そりゃそうだけどさ……。
んな、体が疼くとか……」


「いや、あたし疼くとまでは
言ってないけど」


「えっ、そうだっけ!?」


ダメだダメだ、これじゃ
本当にあたしの方がエロ女。


あたしは必死で冷静さを
取り戻しながら答える。


「別に寂しくないよ。

だってエッチ目的で拓巳と
付き合ってるわけじゃないし」


――というか、実のところ。


最近では、セックスが
面倒だと思うことすら、ある。


夜から会って、ご飯を
食べてお酒を飲んで。


そうするともうけっこうな
夜中で、ホテルに移動する
頃にはそこそこ疲れ
ちゃってたり。


_
< 23 / 469 >

この作品をシェア

pagetop