ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
それに、隠そうとする
そぶりや後ろめたさを
感じている様子もない。
――他の女の人との過去も、
あっけらかんとした顔で
話した彼だから。
聞けば、教えてくれるん
だろうか……?
「あの人――ホワイト・
マリッジの社長と、
どういう関係なの?」
思い切って尋ねた声は、
少しだけ張り詰めていた。
柚木クンは片方の眉だけを
あげて、皮肉っぽい笑みを
浮かべると、
「そんな回りくどい聞き方
しないでもいいって。
美咲だって想像ついてるん
でしょ?」
「え―――…」
ドクンと胸が跳ねる。
柚木クンの視線は、まるで
あたしを試そうとしている
ように見えた。
_
そぶりや後ろめたさを
感じている様子もない。
――他の女の人との過去も、
あっけらかんとした顔で
話した彼だから。
聞けば、教えてくれるん
だろうか……?
「あの人――ホワイト・
マリッジの社長と、
どういう関係なの?」
思い切って尋ねた声は、
少しだけ張り詰めていた。
柚木クンは片方の眉だけを
あげて、皮肉っぽい笑みを
浮かべると、
「そんな回りくどい聞き方
しないでもいいって。
美咲だって想像ついてるん
でしょ?」
「え―――…」
ドクンと胸が跳ねる。
柚木クンの視線は、まるで
あたしを試そうとしている
ように見えた。
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