ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「―――――!!」
“蘭子さん”の名前に
ピクリと頬が震えてしまった。
『蘭子さんが親代わり』と
いうところから始まった
この話が、やっと元の
場所に戻ってきた。
やっぱり、柚木クンは
自分と蘭子さんとの関係を、
きちんと話そうとして
くれてるんだ。
ようやくその確信が持てて、
あたしは知らず知らずの
うちに、ギュッと両の拳に
力を入れる。
「元々母親と蘭子さんは、
学生時代の知り合いだった。
蘭子さんは母親の二学年下で、
母親がチームに所属して
ヤンチャしてた時に、妹分
みたいに面倒見てた後輩
だったんだ」
_
“蘭子さん”の名前に
ピクリと頬が震えてしまった。
『蘭子さんが親代わり』と
いうところから始まった
この話が、やっと元の
場所に戻ってきた。
やっぱり、柚木クンは
自分と蘭子さんとの関係を、
きちんと話そうとして
くれてるんだ。
ようやくその確信が持てて、
あたしは知らず知らずの
うちに、ギュッと両の拳に
力を入れる。
「元々母親と蘭子さんは、
学生時代の知り合いだった。
蘭子さんは母親の二学年下で、
母親がチームに所属して
ヤンチャしてた時に、妹分
みたいに面倒見てた後輩
だったんだ」
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