ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「初めて彼女を抱いたのは、
同居し始めて二年が過ぎた、
16の時だったかな。
……それからオレは、
彼女に尽くすようになった。
自分の存在意義をちゃんと
理解した、おりこうな
ペットになったってわけ」
「そ…んな………」
言葉が出てこない。
新しい保護者になったはずの
人間と、男女の関係を持った。
それも、まだたった16歳の
若さで。
相手は……計算からすると、
当時で32歳?
(亡くなったお母さんと、
同じ歳じゃない……)
あたしには柚木クンの
ような環境に陥った経験はない。
だけど、もしあったと
しても……あたしには
理解の域を超えた、
信じられない話だった。
_
同居し始めて二年が過ぎた、
16の時だったかな。
……それからオレは、
彼女に尽くすようになった。
自分の存在意義をちゃんと
理解した、おりこうな
ペットになったってわけ」
「そ…んな………」
言葉が出てこない。
新しい保護者になったはずの
人間と、男女の関係を持った。
それも、まだたった16歳の
若さで。
相手は……計算からすると、
当時で32歳?
(亡くなったお母さんと、
同じ歳じゃない……)
あたしには柚木クンの
ような環境に陥った経験はない。
だけど、もしあったと
しても……あたしには
理解の域を超えた、
信じられない話だった。
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