ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「すみません、課長」
オフィスの最奥にデスクを
構える、あたし達カウン
セラーの責任者、大竹
(オオタケ)課長に声をかけた。
部下の失敗は、イコール
あたしの失敗だ。
40代に突入して白髪の
目立ち始めた、それでも
わりとかっこいいイケメンの
大竹課長は、
「過ぎたものは仕方ない。
次行くぞ、次。
里中チームの次のアポは
何時だ?」
「2時から2件。近藤と
佐々木がつく予定です」
近くに座ってる、その二人の
チーム員をチラッと
見ながら答える。
大竹課長は『わかった』と
頷いて、
「近藤、佐々木、しっかりな。
何かと入り用なこの時期に
入会金ネックが出るのは
よくあることだ。
最初から、きっちり潰せ」
_
オフィスの最奥にデスクを
構える、あたし達カウン
セラーの責任者、大竹
(オオタケ)課長に声をかけた。
部下の失敗は、イコール
あたしの失敗だ。
40代に突入して白髪の
目立ち始めた、それでも
わりとかっこいいイケメンの
大竹課長は、
「過ぎたものは仕方ない。
次行くぞ、次。
里中チームの次のアポは
何時だ?」
「2時から2件。近藤と
佐々木がつく予定です」
近くに座ってる、その二人の
チーム員をチラッと
見ながら答える。
大竹課長は『わかった』と
頷いて、
「近藤、佐々木、しっかりな。
何かと入り用なこの時期に
入会金ネックが出るのは
よくあることだ。
最初から、きっちり潰せ」
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