ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「……そんなことないよ」


「そう? 大丈夫?」


「―――うん」


黙っていてもわかるほど、
あたしは動揺してるんだ。

改めて、その事実を認識した。



――やがて20分ほどで、
大竹課長と柚木クンは
揃って打ち合わせルーム
から出てきた。

そして、二人で課長の
席へと歩いていく。


席に戻ると課長は座らずに
椅子の前に立ち、デスクの
隣に柚木クンを立たせた。


そして――…。


「みんな、ちょっと聞いてくれ。

急なんで、今残っている者
だけになるが、話がある」


「………………!」


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