ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
だけど奈々は談話スペース
なんて目も向けていない
らしく、困ったように首を
かしげる。
「さぁ……わかんない。
てゆーかあんな所別に
気にしてないし」
「そっか……まぁそうだよね」
あたしだって以前なら、
通るたびに談話スペースを
気にすることもなかったろう。
だけど今は、無意識の
うちについ目がいってしまう。
あそこは、柚木クンと蘭子
さんが話をしていた場所だから。
(あたしが変に気にしてる
だけかな……)
あたしにはそんな習慣
なくても、このビルの
関係者であそこを休憩場所
として愛用する人も、
そりゃあいるだろう。
_
なんて目も向けていない
らしく、困ったように首を
かしげる。
「さぁ……わかんない。
てゆーかあんな所別に
気にしてないし」
「そっか……まぁそうだよね」
あたしだって以前なら、
通るたびに談話スペースを
気にすることもなかったろう。
だけど今は、無意識の
うちについ目がいってしまう。
あそこは、柚木クンと蘭子
さんが話をしていた場所だから。
(あたしが変に気にしてる
だけかな……)
あたしにはそんな習慣
なくても、このビルの
関係者であそこを休憩場所
として愛用する人も、
そりゃあいるだろう。
_