ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「目には目を、歯には歯をよ。

……人に調べてもらった。

ホワイト・マリッジに乗り
込んだって、どうせつまみ
出されるだけでしょ」


「人にって、まさか……」


最後まで口にはしなかったが、
お互いの表情で会話は
成立していた。


……つまりは、探偵。


だが、“目には目を”と
いうことは――…。


「……あの人、あたしの
ことを調べて、会いに来たわ。

今までの同居人さんにも、
同じようなことされて
たんだってね」


「な―――…っ」


瞬時に怒りが体の奥から
沸き上がる。


(蘭子さんが? どうして
だよ、オレはもう戻って
きてるってのに!?)


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