ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
だがそんな瞬也に次に美咲が
告げたのは、さらに驚きを
煽る言葉だった。
「もう柚木クンに関わるな
って言われて、お金渡されたわ。
そうじゃなきゃ、あたしを
クビにするって」
「は―――…!?」
(……何だって? 美咲を、
クビに……!?)
眩暈のように視界が暗くなる。
怒りはさらに黒い渦を巻いて、
全身から溢れ出そうだった。
(ウソだろ……なんでっ……)
それでは守るどころか窮地に
立たせてしまっている。
だが、蘭子にそう言われた
美咲が今ここにいるという
のは、どういうことなのか?
「それで、キミは……?」
_
告げたのは、さらに驚きを
煽る言葉だった。
「もう柚木クンに関わるな
って言われて、お金渡されたわ。
そうじゃなきゃ、あたしを
クビにするって」
「は―――…!?」
(……何だって? 美咲を、
クビに……!?)
眩暈のように視界が暗くなる。
怒りはさらに黒い渦を巻いて、
全身から溢れ出そうだった。
(ウソだろ……なんでっ……)
それでは守るどころか窮地に
立たせてしまっている。
だが、蘭子にそう言われた
美咲が今ここにいるという
のは、どういうことなのか?
「それで、キミは……?」
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