ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「呼んで。オレの名前」


「―――瞬也」


「……ん。これからは
ちゃんとそう呼んでよ。

“柚木クン”はもう卒業」


「わかってるよ――ん、
あぁんっ」


あたしが答えるタイミングで
グッと体を沈められて、
後半は高い嬌声になって
しまった。


「やぁっ、も、意地悪……!」


「仕方ないだろ。
好きなんだから。

可愛すぎて、抑えられない」


『覚悟して』と囁いて、
瞬也はシーツとあたしの
背中の間に腕を入れた。

そしてそのまま一気に引き、
強引にあたしを起き上がらせる。


「ああっ……やぁっ……!」


繋がった部分がグッと
深まりを増して、堪え切れず
漏れる声。


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