ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「瞬也………」
あの時に気づかれて
しまったんだ。あたしが
かりそめの幸せに浸かってる
だけだってことに。
「だから、あたしのせいだ
なんて言ってたのね……」
「そういうこと。
まぁキミに引っぱたかれて
拒絶されたら、今オレは
ここにいなかったと思うけど」
フッと笑う瞬也の吐息が
髪に落ちた。
――あの時は何もわかって
なかった。
でも、今ならわかる。
「ずっとここにいて。
これからも」
あたしの体を抱きしめられる
距離に。
陥落したのは、あたしも同じ。
仕掛けられた恋だったけど――
あたしも、瞬也のことが
好きになってしまったから。
_
あの時に気づかれて
しまったんだ。あたしが
かりそめの幸せに浸かってる
だけだってことに。
「だから、あたしのせいだ
なんて言ってたのね……」
「そういうこと。
まぁキミに引っぱたかれて
拒絶されたら、今オレは
ここにいなかったと思うけど」
フッと笑う瞬也の吐息が
髪に落ちた。
――あの時は何もわかって
なかった。
でも、今ならわかる。
「ずっとここにいて。
これからも」
あたしの体を抱きしめられる
距離に。
陥落したのは、あたしも同じ。
仕掛けられた恋だったけど――
あたしも、瞬也のことが
好きになってしまったから。
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