ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「社長に用事がある。
たしか今日はいるはずだよね」
サラリと瞬也がそんなことを
言うもんだから、受付嬢は
ギョッとして言った。
「……恐れ入りますが
こちらは本社ビルでござい
まして、一般のお客様の
来訪はご遠慮頂いております。
弊社へのご意見ご要望等は、
担当支店やフリーコールで
お伺いしておりますが?」
クレームでも言いに来た
顧客だと思ったらしい。
まあ、普通ならそう思うだろう。
瞬也も特に気分を害した
様子もなく、穏やかな声で返す。
「一般の顧客じゃない。
ちゃんとした約束もして
ないけれど、向こうは
オレ達を待ってるはずだ。
とりあえず内線で確認して
みてくれ。すぐにわかるから」
_
たしか今日はいるはずだよね」
サラリと瞬也がそんなことを
言うもんだから、受付嬢は
ギョッとして言った。
「……恐れ入りますが
こちらは本社ビルでござい
まして、一般のお客様の
来訪はご遠慮頂いております。
弊社へのご意見ご要望等は、
担当支店やフリーコールで
お伺いしておりますが?」
クレームでも言いに来た
顧客だと思ったらしい。
まあ、普通ならそう思うだろう。
瞬也も特に気分を害した
様子もなく、穏やかな声で返す。
「一般の顧客じゃない。
ちゃんとした約束もして
ないけれど、向こうは
オレ達を待ってるはずだ。
とりあえず内線で確認して
みてくれ。すぐにわかるから」
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