ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
出会い提供の仕事は、
あたしにとって大好きで、
大切な仕事。


組織の一員として、決められた
枠の中で頑張るのもいいけど――
でももっとお客様に近い形で
触れていける場所を、自分で
作るのもいいかもしれないって。


それに、あたしは今まで
通りだけど、瞬也は
そうじゃない。

あくまで自分で辞表を出した
瞬也は、もう戻ることは
できないから。


……瞬也と一緒に仕事がしたい。
そういう思いも、強かった。


だからあたしの気持ちを
瞬也に話したら、瞬也は
『美咲が本気で望むこと
なら、とことんやればいい』
って賛成してくれて。


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