ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「失礼ね、そんなんじゃ
ないわよ!」
……まぁ、半分は
当たってるけど。
「ほら、会社始めて
ちょうど一年くらいでしょ。
だからちょっと、色々
思い出してたの」
バツの悪さをごまかすように
早口で話していたら、耳に
小さく音が響いてきた。
ここは安ビルだから、
廊下の音がけっこう響く。
だからすぐにわかった。
これが、耳慣れたいつもの
足音だってことが。
「……お、予定より早めに
お戻りみたいね」
奈々も気づいて『ラッキー』と
指を鳴らす。
どうやら行方不明のファイルは
まだ見つかってなかったらしい。
_
ないわよ!」
……まぁ、半分は
当たってるけど。
「ほら、会社始めて
ちょうど一年くらいでしょ。
だからちょっと、色々
思い出してたの」
バツの悪さをごまかすように
早口で話していたら、耳に
小さく音が響いてきた。
ここは安ビルだから、
廊下の音がけっこう響く。
だからすぐにわかった。
これが、耳慣れたいつもの
足音だってことが。
「……お、予定より早めに
お戻りみたいね」
奈々も気づいて『ラッキー』と
指を鳴らす。
どうやら行方不明のファイルは
まだ見つかってなかったらしい。
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