ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
5 平穏なオフィスライフの、守り方
☆☆☆☆☆
出勤に頭痛が伴ったのは、
久しぶりかもしれない。
それも、偏頭痛でも二日酔い
でもない、特殊な方の頭痛で。
そうつまり――文字通り、
“頭が痛い”っていう状態。
(どんな顔してアイツに
会えばいいのよ……)
もはやあたしの中の彼の
ランクはガクンと下がり、
アイツ呼ばわり。
それでも、会わなくちゃ
いけない。
そして話もしないといけない。
なんせあたしは、始末書を
預かるのも、もっと言えば
あたしがするべきだった
戸締まりも忘れて、オフィスを
飛び出したんだから。
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出勤に頭痛が伴ったのは、
久しぶりかもしれない。
それも、偏頭痛でも二日酔い
でもない、特殊な方の頭痛で。
そうつまり――文字通り、
“頭が痛い”っていう状態。
(どんな顔してアイツに
会えばいいのよ……)
もはやあたしの中の彼の
ランクはガクンと下がり、
アイツ呼ばわり。
それでも、会わなくちゃ
いけない。
そして話もしないといけない。
なんせあたしは、始末書を
預かるのも、もっと言えば
あたしがするべきだった
戸締まりも忘れて、オフィスを
飛び出したんだから。
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