ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「そ、そう………」
たしかに鍵の保管場所や
施錠箇所を知ってるのは、
大竹課長か各チーフだけ。
毎日該当者の誰かが施錠して
防災センターに鍵を返却
することになってるけど、
そんなこと彼は知らないから、
どうしたか気になってたんだ。
でもどうやら、機転を
きかせて対応してくれたらしい。
その点にだけは、カケラ
ほどだけど、感謝するべきかも。
「……わかったわ」
若干イヤミっぽい言い方には
目をつむって、あたしは
それだけを答えた。
と、自分の席であたし達の
会話を聞いてたらしく、
奈々が話に割り込んでくる。
「なになに、どーした?
昨日、なんかあったの?」
_
たしかに鍵の保管場所や
施錠箇所を知ってるのは、
大竹課長か各チーフだけ。
毎日該当者の誰かが施錠して
防災センターに鍵を返却
することになってるけど、
そんなこと彼は知らないから、
どうしたか気になってたんだ。
でもどうやら、機転を
きかせて対応してくれたらしい。
その点にだけは、カケラ
ほどだけど、感謝するべきかも。
「……わかったわ」
若干イヤミっぽい言い方には
目をつむって、あたしは
それだけを答えた。
と、自分の席であたし達の
会話を聞いてたらしく、
奈々が話に割り込んでくる。
「なになに、どーした?
昨日、なんかあったの?」
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