吠えろ!演劇部2011
「なぬ?超精鋭は全滅?送り込まれた我々も楽出来るかと思いきやそうでもなかったな!ったくしゃあない!行くぞ!大和柱神!!」
バァッ



「と、お前稲葉を動かして藤林杏香をアングラグラウンドへ誘い込んどけ。そう、稲葉と稲葉の尾偉頭(びいず)組だ!」
「OK!」









ピロリン♪
じいちゃんから電話だ。
「もしもし?」
『五角セクタァの資金源とおぼしき施設を発見した。それは埼玉の地下アングラ闘技場じゃ。』
「つまりそこに行って資金源を破壊しろってことよね?」
『そうじゃ。ちなみにこれは匿名でリークされた情報じゃからして罠の可能性もある。故に気をつけるように!』
「うんわかった!」
『では任せたぞ杏香。ついでに交通費やらは帰ってからあげよう』
ブチッ
なるほどね、埼玉アングラ施設があったのか!とりあえず罠だった時のことを考えて弥宵に雷夏連れてくかな。





_埼玉県アングラ闘技場_
ここが資金源らしいとこか。何にしてもここを陥落させないとな。
「お?アンタ新入りか?なら格闘に参加すんのか戦い見るか?それともヤクが欲しいのかい?」
グシャアッ
ったく、裏社会の三下って何だってこんなにお下劣なんだろーね?
「弥宵に雷夏、ちょいとこの裏社会の施設ブッ壊しちゃって。」






さ、帰るか。
クルッ
「おおい待ちな!」

「お前ら化神でここをシッチャカメッチャカにしやがって!何を考えてんだよ」
「なにって、ここが五角セクタァの本拠地だと聞いてね、破壊しようってな!」
ドヤァ
「ほおぉ~、言うじゃあねえか!そこのお前、ここを破壊したなら賭勝負でもやってもらおうか!この稲葉とな!!」
賭勝負か!
「杏香、賭勝負ってヤバくない?下手すりゃあ再起不能になっちゃうよ」
「なあに、確かにヤツは強そうだが何とかなるさ!再起不能になっても死ぬ直前までに恵里菜のとこに担ぎ込めば大丈夫だって。それに、ヤツを倒さないとホントの意味で資金源のここを落したことにはなんないだろうし!」
とは言うものの、ちょいと怖いかな。だが、やるっきゃあないな!
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