吠えろ!演劇部2011
「甘すぎるわねぇー!風の切盾!」
ヴィルルルル
なにッ!風でボイスランチャーをカッ消した!?
ビックリz__
「ビックリしたかしらぁ~ん?あたしイィィィィィの化神は風を操るのよぉ~ん!」
つまりウチの化神とは相性が悪すぎるっちゅうことか!ウチの発生狂徒の能力は音を操る。そしてその応用で空気に波紋状の振動を作る!つまり空気あっての能力や!今まで優位に立てたんは空気を制御する能力の持ち主がいーひんかったからや!せやかてヤツは違う!ヤツは風の能力!風は空気の流れ!すなわち限定的やけど空気を操れるさかい真空状態を一時的に作りウチの能力を無効にできるっちゅうことやな。さあて、ウチはどう闘うかやなぁ。
「音の使い手じゃあアタシイィィィィィィには敵う訳ないじゃあないのよぉ~ん!」
ヤツでさえ反応できへん速度の攻撃、原始的やけどそれがええか。せやったら、この作戦で行くっきゃあないわ!
「ほな行くでぇ~ッ!ボイスランチャーを超えた最強の技!トライデントボイス!!」
ドワァーッ
「頭と両肩のスピーカーから強烈な音を出して衝撃波の超攻撃って訳ねぇ~ん!でも無駄よ~ん。風の切盾!」
ビュバッ
「真空状態じゃあ空気は流れないわよ~ん♪」
ヒュッ
「せやな!けど、」
「切盾を死角に距離を詰めてきた!?」
「至近距離ボイスバスター!」
「生意気ね!真空ドームシールド!」
ビュリィーン
かかった!
「どう!?アタシィィィィィィィの盾は・・・モゴッ!」
かかったなスカタン!これがウチの作戦や!あの技は射出せなあかん!つまり近くに自分がいたら自分にもダメージが来るからや。そう考えたウチはわざと撃たせ死角を作った。そして至近距離から空気の振動を射出したら当然真空状態で防ぐと予想したんや!今のウチが使う盾は空気の振動でできた波紋を空気に流すことで作られる空気の壁やけどヤツはそれかドーム型のどっちでくるかわからんかった!せやからドーム型をイヤでも選ぶような攻撃にしたんや!そしてそれによりヤツは真空ドームの中に閉じ込められる形となった!空気のない真空の中では息はできへんのや!
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