執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「起きて下さい!!」


「う~ん・・・うるさいなあ~」
私は重い瞼を開けて…瞳を開ける。


斗希が身体を起こした私にガウンを掛けてくれた。



「ようやくお目覚めですね…お嬢様」


「おはよう…斗希」


斗希が私の執事になって1年・・・
執事として主人に仕え、丁重な言葉遣いで喋る斗希。
もう慣れたけど・・・何処か私たちの間に壁が出来ていた。



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