イケメンくんと甘めな恋
それから、沙夜ちゃんと色々話していると、私たちが通う学校が見えてきた
「わぁ、やっぱいつ見てもキレイだねぇ」
大学のような広さに加えて、外見もキレイなこの学校こそ、私たちがこれから3年間通う学校
華宮高等学校(はなみやこうとうがっこう)通称.華高(はなこう)
別に、お嬢様とかが通うようなところじゃなくて、私のような庶民でも通える学校
部活がすごくて、野球とかバスケが強いから推薦とかで通う人もいるみたい
私は特に行きたい高校とかなかったから、沙夜ちゃんが華高受けるから私もってカンジで受験した
制服もかわいいし、今となっては華高受けてよかったって思う
「あっ、あそこにクラス表貼ってあるんじゃない?人いっぱいいるし」
沙夜ちゃんが指差した方向を見ると、大きな人だかりができていた
「あの人だかりに入るの…?」
「うん。じゃないとクラスわかんないじゃん」
「そうだよね……」
でも、沙夜ちゃんは背高いからいいけど、私はチビだから押しつぶされそう…
「じゃあ、瑠菜はここで待ってて。私見てくるから。一緒だといいね!」
私の考えがわかったのか、沙夜ちゃんはそう言うと、人だかりに入って行った