イケメンくんと甘めな恋
「…一人になっちゃった……」
ふと、周りを見渡してみると
金髪やメッシュを入れたオシャレ(?)な髪型に大量のピアスをつけて、制服を着崩している人もいれば、
黒髪に制服をきちっと来ている人もいる
自分の格好を見てみると、髪は地毛の茶髪のストレート
制服はきちっと着ているわけではないけど、着崩してるわけでもない
「……普通だ…」
やっぱり私は普通女だ…
なんか、つまんない女かも…私……
一人で落ち込んでいると、沙夜ちゃんが人だかりから戻ってきた
「おかえり!どうだった?」
「残念ながら違うクラス。私はAで瑠菜はE」
華高ってA~Eまでだから、見事に離れたね…
「まぁ、私も会いに行くし、家の方向だいたい同じだから一緒に帰ろ?」
「うん…でも寂しい……」
マンガのようなことは起きなかったか…
「じゃあ、行こっか」
その沙夜ちゃんの一声に頷いて、キレイな華高の校舎に私たちは入って行った